ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

著者:ブレイディみかこ

2019年本屋大賞ノンフィクション本大賞受賞作。
イギリスのブライトンという街に住む著者と息子のストーリー。
著者の息子の元底辺中学校生活、最初の1年半を描いています。
アイデンティティについて悩む著者の息子。アイデンティティが1つしかない人なんていないのに、どうして何かの枠に押し込めようとするのか。大切なのは自分で誰かの靴をはいてみること=他人の立場に立って考えることができる能力、エンパシー。
中学生の考えることなんて、とあなどってはいけない。

「老人はすべてを信じる。中年はすべてを疑う。若者はすべてを知っている」
「子どもはすべてにぶち当たる」

オスカー・ワイルド、著者

「多様性は、うんざりするほど大変だし、めんどくさいけど、無知を減らすからいいことなんだと母ちゃんは思う」

著者

「差別はいけないと教えることが大事なのはもちろんなんだけど、あの先生はちょっと違ってた。どの差別がいけないっていう前に、人を傷つけることはどんなことでもよくないっていつも言っていた。だから2人を平等に叱ったんだと思う」

著者
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