著者:アガサ・クリスティー
クリスティー文庫20
レザーコム湾スマグラーズ島が舞台。犯罪とは無縁なリゾート地で事件が起こる。
久しぶりにアガサ・クリスティーを読んだけど、翻訳された日本語ってこんな感じだったっけ?というのが最初の印象。事件は1つだけど、登場人物は多く、描かれている人間模様は読んでて楽しかったです。犯人はえっそっち!?っていう個人的には意外な展開でした。
以下、好きなセリフたち
平和です。明るい太陽、紺碧の海。ですけどね、ブルースターさん、忘れちゃいけませんよ、日の下のいたるところに悪事ありです。白昼にも悪魔はいるのです。
エルキュール・ポアロ
”そもそも人の心には悪しきことみちおり、その生ける間は心に狂妄をいだくあり”
スチーブン・レーン「伝道の書」より