数奇にして模型

著者:森 博嗣

犯人の思考が怖かった。
分かるような気もするけど、その一線をそんなに簡単に超えないでよって思う。
最後の鉄道模型のくだりは何を示唆しているのか、
同じアーティスト同士通じる何かがあったのかね。

人間1人とはどこまでを言うのか、1人という単位について何回も考えてた。
あとは模型について。創ってできた作品ではなくて、創る過程であったり、その精神が大事というのはちょっと分かる。

一本なんてものは、そもそもない。
ただ、どこかで人間が単純化して、一本だと思い込もうとする単位なのでは…。
それが一本。
人の単位も、きっと同じ。
単純化され、近似化された単位。
それが一人。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

数奇にして模型 (講談社文庫) [ 森 博嗣 ]
価格:1,210円(税込、送料無料) (2025/4/8時点)


タイトルとURLをコピーしました